介護のファクタリングはリスクも高い

介護報酬は、申請をしてから3ヵ月後には振り込まれます。しかし、その3ヶ月の間に従業員の給料が支払えなくなったり、設備の維持費が出せなくなることがあります。そんなときは、銀行から借りられればベストなのですが、資金操りが悪化している企業には銀行は融資をしてくれないこともあります。介護報酬についても、ファクタリングが利用できます。

しかし、ファクタリングには手数料がかかることがデメリットです。手数料は業者によって異なっていますが、1割~3割程度の手数料がとられることもあります。3ヵ月後に回収できる1000万円の介護報酬を、700万円で買取りしてもらったら、300万円の損失と考えることもできます。手数料は1%~5%程度の業者もあるので、業者選びは慎重に行う必要があります。

手数料が3%と謳っていても、それ以外に不明瞭な料金をとられるような悪徳業者も存在するので、要注意です。介護のファクタリングでしっかりと確認しておくべきことが、その状況から抜け出せるかどうかということです。一時的に資金操りが悪化しているだけならば、高額な手数料を支払ってでも倒産を避けることにメリットがあります。しかし、継続的に資金操りが悪化しており、一度ファクタリングを使用してしまったらそこから抜け出せなくなるという状況では、よく考えておく必要があります。

場合によっては倒産を選んだほうがメリットがあるかもしれません。状況を悪化させるくらいなら、倒産をしたほうが未来が明るくなることもあるということは知っておきましょう。

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