ファクタリングで売掛金の入金を先取りできる

大手の会社では、商品を販売したり、サービスを提供したりした時に掛け売りをして、後で決められた日付で支払いをする所があります。締め日と支払いの日が近いようであれば、売上をした時から比較的短い期間で代金が入ります。しかし、締め日が当月中でも、支払日が翌々月になる場合は、入金までに最低でも40日程度かかる場合があるでしょう。支払う側にすれば、資金を用意するまでの期間が空くので、現金が足りなくなるのを防げますが、売掛金を回収する側は、お金が長期間入ってこないので、資金切れを起こす可能性も否定できません。

回収までに時間がかかる場合はファクタリングの制度を利用するのを勧めます。ファクタリングとは、お金を回収できる権利の売掛金を所定の金融機関に譲渡することです。回収日前でも取引ができ、手数料を差し引いた譲渡益を、金融機関から早めに受け取れます。相手先が倒産して、金融機関に売掛金の支払いができなかったとしても、売上先の会社では弁済する必要がありません。

ファクタリングをした場合、売掛金の権利を譲渡するために、顧客の会社からの許可が必要となる場合があり、自社と金融機関、売掛金の支払い義務がある顧客との間で3社間での取引が必要となり、登記の手続きが必要になる金融機関もあります。顧客に内緒にしたい場合は、自社と金融機関との2社取引に対応出来る金融機関もありますが、手数料が高く設定されることがありますので、事前に確認するようにしてください。

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