ファクタリングを一度利用すると抜け出せなくなってしまうこともあるようです。例えば、売掛金債権が300万円あったとして、ファクタリング業者に手数料10%で買取をしてもらったとします。すると、300万円の売掛金が270万円になってしまいますが、即時に現金を手に入れられるというメリットがあります。一時的に倒産の危機を回避するためならば、むしろメリットのほうが大きくなるでしょう。
しかし、その翌月も同じく300万円の売掛金を買取りしてもらい、270万円の現金を手に入れたとします。そこで経営状況が良くなれば問題は解決しますが、さらにその翌月も同じくお金が足りなくなってしまったとしたら、合計で90万円の手数料を支払うことになります。ただでさえ経営が苦しいのに、高額な手数料を支払ってしまっているためにそこから抜け出せなくなってしまうというケースもあるようです。基本的には、ファクタリングは一時的に倒産などの危機から抜け出すために利用をするものです。
経営難の状況から抜け出す目処が立っておらず、ずっとファクタリングを利用し続けなければならないという状況ならば、むしろ早い段階で倒産をしてしまったほうが良いということもあります。早い段階で倒産の手続きをしたほうが、債権者に対して分配できるお金が増える可能性が高いからです。なるべく銀行融資を利用するようにして、他の方法なども検討してみましょう。ファクタリングは最後の手段として利用をするものです。
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